銀杏の木の掛け時計3

時計のベースに銀杏（いちょう）の無垢の一枚板を使ったレギュラーサイズの木の時計です。

銀杏の木は、用材よりも観賞樹として価値が高いことから街路樹として親しまれています。銀杏の葉は針状ではありませんが、針葉樹です。木目がぼけて柔らかい感じのするのが特徴です。無垢の一枚板の木の時計らしくこの銀杏の木目を味わえるように仕上げました。また、時刻の数字には、桜の木からひとつずつ切り出した数字を使い、視認性をよくしました。分・秒目盛りは緑のスワロフスキーを用い森の自然を感じさせながら、５分毎に少し大きめの明るいものを、それ以外を少し小さめのものにして、読み取りやすいようにしました。優しい雰囲気で、緑色のスワロフスキーが照明でとてもかわいらくし輝きます。

仕上げには銀杏の白い木肌の風合いを損なわないよう、蜜蝋クリームを塗って仕上げています。ご自宅の時計としてだけではなく、新築のお祝いとしても喜ばれます。

ムーブメントは、音が静かなスイープタイプのクオーツ時計を使用しています。また、壁に取り付ける際に使用するフックなども背面板に当たらないように取り付け金具周辺も彫り込んであります。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。