銘木の木目を活かすデザイン
info@atelier1.infoお子様のお名前にちなんでカスタムメイドした楓の木の振り子時計です。
時計のベースに使用したのは、国産のイタヤカエデです。カエデ類は一般に大径木になりませんが、その中でもイタヤカエデは比較的太くなり、板屋楓の名の由来は、雨宿りができるほど葉がびっしりと生い茂り、屋根のようなところから付いたと言われています。東北北部から北海道が優良な産地で、楽器の材料として有用で、ハーモニカやピアノのアクション材、ギターの材料などとして利用されます。また、材質が硬く、見た目も美しいので家具材としても利用され、質の良い家具を作る事ができます。今回使用した楓は、1mを超える大木の根元から切り出したものなので、特に装飾性の高い美しい木目の紋様である縮杢 (ちぢみもく)が出ています。この楓の木から厚さ35mmの卵型に切り出したベースにラウンドした彫り込みをして、光の変化を感じられる陰影をつくり出しました。丸いラウンドした彫り込みは、部屋に差し込む光の変化だけでなく、見る角度、位置によっても時計の印象が変わります。これによって、木目の見え方だけでなく、縮杢が彫り込んだ陰影でさらに味わい深く堪能できます。さらに光の色合いによっても見え方が変化し、リビングで四季の変化を楽しめる時計になりました。全体の陰影の変化を損なわずに時計としての機能を果たせるように彫り込みで目盛りを刻み、目盛りも陰影によって見やすくしました。
振り子の部分は、卵型のベースの下部に丸い穴をあけて振り子が覗くデザインにしました。振り子のもみじは紅葉を思わせるローズウッドです。ローズウッドは、その名の通り、薔薇のような香りがする事でも有名で、一般的にはインドローズの事を単にローズウッドと呼んでいるようです。心材は暗赤紫褐色で、上質な品格があります。主に小物、家具、化粧単板、楽器、彫刻などの材料として使用され、特に家具材としては最高級品の材料となります。
仕上げは、楓の深みのある縮杢 (ちぢみもく)を損なわないよう、蜜蝋クリームを塗っています。
ムーブメントは、ステップタイプの電波時計を使用しており、電池をセットするだけで刻み始めます。午前0時2分~午前6時2分の間秒針が止まる夜間秒針止め機能付きです。更に壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。
商品名 | 楓の木の振り子時計1 |
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価 格 | 販売済 |
サイズ | H360×W303×D68 mm |
材 質 | 楓(イタヤカエデ)、インドローズ |
重 量 | 1,570g(電池含まず) |
種 類 | 電波時計(ステップ) |
電 池 | 単三アルカリ乾電池 1本(電池は付属していませんのでご自身でご準備ください。) |
備 考 | 蜜蝋クリーム仕上げ。天然木を使用しているので、色調の経年変化が発生します。また、無垢材なので、環境(空気の温湿度)の影響を受けて、ワレ、ヒビ、ソリが発生することがあります。 |
この商品は販売済です。お求めいただく場合は、カスタム・メイドの窓口よりご相談ください。