うさぎのインテリア掛け時計10

うさぎがちょっと首をかしげて聞き耳を立てている…そんなイメージで作ったインテリア掛け時計です。材質は「ハードメープル」で、砂糖楓ともいわれ、家具や床材として使用されますが、衝撃性に強いのでボーリングのレーンやピンの素材としても使われます。また、楓は「木の真珠」と讃えられるほど上品で、木理は美しく肌目も緻密で絹糸状の光沢があり、どんな空間にも自然に溶け込みます。その自然な木理を活かしてうさぎの形に切り出し、鼻も同じハードメープルで作ってあります。まあるくかわいらしい目にはオニキスを使用、更に小さなにんじんを同じハードメープルで作り、アクリル塗料で彩色して手に持たせてアイキャッチにしてあります。
'時刻目盛りには明朝体調の数字に切り出したペアウッドを配してあり、針はアラベスクデザインの黒い針にしてあります。
また、置き時計としてお使いになる場合に備え、同じハードメープルで置き台も作成しました。
仕上げには、ハードメープルの木の風合いを損なわないよう、蜜蝋クリームを塗ってあります。
ムーブメントは、電波時計のステップタイプを使用し、電池をセットするだけで、すぐに使えるようになっています。また、可能な限り無垢板の中に埋め込み、壁に取り付けたときのでっぱりを少なくするようになっています。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。