お二人のイニシャルが入った栗の掛け時計7

お二人の誕生月の時間部分にそれぞれのイニシャルが入ったオーダーメイドの時計です。ご要望のメッセージプレートも設置しました。
栗の木は、縄文時代から建材などとして利用されていたと言われており、木材としての歴史が古い木で、独特な木目が楽しめます。無垢板で制作しましたので、栗の木の存在感もしっかり感じることができます。
無垢の大きな栗の木を丸く切り出したベースに棒状の目盛りをつけ、3時と１０時はイニシャルのKとEにしました。これらの目盛りとイニシャルは、深い紫色が味わい深い重硬な木で、無垢板はなかなか入手できない希少な木材であるチンチャンからひとつひとつ切り出して制作しました。チンチャンとは聞きなれない木の名前ですが、手違紫檀（てちがいしたん）とも呼ばれる木です。時刻目盛りの内側は曲面で彫りこんで木目の面白さや光の移り変わりによって異なる印象を得られるデザインにしました。
木の時計として美しい木目が際立つよう光沢を抑えた仕上げにするために蜜蝋クリームで仕上げました。
ムーブメントは、カチコチ音のしないスイープタイプの電波時計ですので、寝室の時計としてもご利用いただけます。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。