銀杏の木の掛け時計７

時計のベースに銀杏（いちょう）の無垢の一枚板を使ったレギュラーサイズの木の時計です。
銀杏の木は、用材よりも観賞樹として価値が高いことから街路樹として親しまれています。銀杏の葉は針状ではありませんが、針葉樹です。木目がぼけて柔らかい感じのするのが特徴です。無垢の一枚板の木の時計らしくこの銀杏の木目を味わえるように仕上げました。また、時刻の数字には、桜の木からひとつずつ切り出した数字を使い、視認性をよくしました。
分・秒目盛りには、青空にそびえたつ大きな銀杏の木の木漏れ日をイメージして、グリーン、パープル、ブルーが混ざったような角度によって異なる輝きを発するメタリックなカラーのクリスタルスカラベグリーンを使用しました。５分毎に少し大きめのものを、それ以外を少し小さめのものにして、時間を読み取りやすいようにしました。銀杏の柔らかい感じの優しい雰囲気で、メタリックのスワロフスキーが照明でとても爽やかに輝きます。
仕上げには銀杏の白い木肌の風合いを損なわないよう、蜜蝋クリームを塗って仕上げています。
ムーブメントは、カチコチ音のしないスイープタイプの電波時計ですので、寝室の時計としてもご利用いただけます。また、可能な限り無垢板の中に埋め込み、壁に取り付けたときのでっぱりを少なくするようになっており、壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。