洋間を彩る掛け時計

草原を思わせるような緑の色調が美しいパロサントの四隅に四季折々の花のシルエットを配した掛け時計です。パロサント（Palo santo）というのは、スペイン語で「聖なる木」を意味する、世界で一番鮮やかな緑色をした木です。ハマビシ科で南米を原産としますが、全く別の、カンラン科の木にもパロサントと呼ばれるものがあって、こちらは木材としてよりは香木として扱われています。日の光に充てると鮮やかな緑色になり、長期間、光に当たらないようにしていると、また緑味が弱くなる特徴があります。美しい木目とよい芳香を生かし、高級用品に用いられます。数珠、容器、花瓶、ステッキなどにも使用されます。
春の花のバラは、ペアウッドとメープルから、夏の花のヤマユリはブナから、秋の花のコスモスは、ペアウッドとメープルとイエローハートから、冬に花のビオラは、イエローハートと黄楊とパープルハートから切り出して作成しました。
時刻数字は、斜体のかかった明朝体調の字体で黄楊からひとつずつ切り出して配置し、時刻目盛りは黄色系のスワロフスキーとし、5分おきにやや大きく色もわずかに変えて時刻を読み取りやすくしてあります。針は華やかなデザインにふさわしいアラベスクデザインの白い針としました。
ムーブメントは、カチコチ音のしないスイープタイプの電波時計を使用していますので、寝室の時計としてもご利用いただけます。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。