猫が月から見下ろす掛け時計（31cm)と三毛猫の置き時計

仲良し猫が月から見下ろす掛け時計の材質は「けやき」で、けやきは日本を代表する樹木で強靭で狂いが少なく耐朽性にも優れているという実用性の高い特徴を持ち、古来より日本国内で最良の広葉樹として扱われてきました。お寺や大黒柱に好まれて使われる建築材としてだけでなく、太鼓や和家具の最高級品としても重用されています。そんなけやきを少し欠けた月の形に切り出し、そこに仲良く並んで座る黒猫と白猫を配しました。
黒猫は世界的な高級材で古くから高級家具材や工芸用材として用いられてきたブラックウォルナットで作成し、白猫は「木の真珠」と讃えられるほど上品なハードメープルで作成しました。数字は深い紫色が美しい、手違い紫檀とも呼ばれるチンチャンからひとつひとつ切り出しましたので、陰影で時刻が見やすくなっています。数字の「２」のみほかの数字とは異なる色のイエローハートから切り出しました。時刻目盛りは、月の欠けた10時～11時の部分も時刻が読み取りやすいようにアメジスト色のスワロフスキーの目盛りを毎時に配してあります。また、針は、シンプルなストレートの針を採用しました。
三毛猫の置き時計は、絹のような光沢がある白くて美しい栃の厚板を猫のシルエットに切り出し、明るい茶色は「けやき」・黒い色は「ブラックウォルナット」の薄い板を使って表現しました。
時刻の数字は世界的な高級材で古くから洗練されたシックなデザインの高級家具材や工芸用材として用いられてきたマホガニーから、一つ一つ切り出しました。数字の「２」のみほかの数字とは異なる色のイエローハートから切り出しました。針はお洒落なイメージの細い針で黒です。
仕上げは、木のもつ色合いや木目の印象を損なわないよう、蜜蝋クリームを塗って仕上げています。
どちらも背面には、ご要望のメッセージプレートを設置しました。ムーブメントは、カチコチ音のしないスイープ秒針のクオーツ時計を使用しているので、静かにご利用いただけます。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。