アフリカの荒々しい大地の漆黒の夜の星空を思わせる木の掛け時計（ウェンジ001）

このアフリカの荒々しい大地の漆黒の夜の星空を思わせる木の掛け時計は、プチサイズの掛け時計ですが、存在感は大きく、シックな空間を作り出します。この時計に使われているウェンジという名の木は、アフリカに生育し、強度の高い木材で衝撃に強く、曲げにも強いという特性を持っています。木の辺材（丸太の外側部分）は白く、心材（丸太の中心部）は黒紫褐色です。ちょうどその心材の一番外側の部分が入手できたので、その独特の漆黒の木肌をそのまま時計に使用しました。
そして、普通はあまり目立たないようにスムースに仕上げる側面をあえて荒らしく削り出しました。
ちょうど、丸い時計にふさわしく詰まった木目がきれいに全体に回り込んで表れており、それも美しいのですが、単調になってしまうので、荒々しい削り出しの側面によって、ウェンジの特徴的な木目を際立たせました。
目盛りは、スワロフスキーのクリスタルとブラックダイヤモントを使用し、どこから見てもその輝きで目盛りがわかるようにしています。ウエンジ固有の炭のようだけど非常に硬い漆黒の木肌はスワロフスキーのクリスタルとブラックダイヤモントの輝きが似合います。針もメタリックシルバーとし、デザインと視認性を両立させました。
仕上げは、背面と側面の凸部を桐油仕上げとしています。表面はウェンジの心材の真黒な表面の質感を生かすため辺材が剥がれたそのままの状態になっています。
ムーブメントは、クオーツ時計を使用しています。また、可能な限り無垢板の中に埋め込み、壁に取り付けたときのでっぱりを少なくするようになっています。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。また、壁に取り付ける際に使用するフックなども背面板に当たらないように取り付け金具周辺も彫り込んであります。ムーブメントのまわりに隙間があるのは、将来のムーブメント交換の際にどのようなものとでも交換できるようにとの配慮から大きめに加工しています。

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