ブラックウォルナットをベースにした鏡に映すと正しく見える逆回転時計です。この時計に使用したブラックウォルナットは最高級の家具材の中でも波状の極めて珍しい木目で装飾的な価値の高い木材です。時刻目盛りは、ブラックォルナットの黒さとのバランスを考え「アニグレ」（シルバーハートとも言われ、アフリカ中部の熱帯雨林で、家具材としてはイタリアンウォールナットの代替え材として近年登場したものです）を用いてあります。分・秒目盛りはスワロフスキーといたしました。大きめのクリスタルのスワロフスキーを５分毎に用い、それ以外をブラックウォルナットの木の色にもなじむライトアメジスト色のものにして、読み取りやすいようにいたしました。また、玄関用と言うことでしたので針は当初のデザインのものよりややゴージャス感があるゴールド色のアラベスクデザインのものを採用しました。ベースのブラックウォルナットと時刻目盛りのアニグレの仕上げには木目の印象を損なわないよう、蜜蝋クリームを塗っています。
ムーブメントは、逆回転のクオーツ時計のステップを使用しており、電池をセットして、後ろの針回しで時刻合わせをするだけで時を刻み始めます。壁へのあたり部分は、壁を保護するようにフェルト仕上げになっています。

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